テンションコードとギター

おしゃれで微妙なニュアンスのある響きのあるテンションコードの和音は、クラシックギターのような手で弦を触る楽器にはぴったりです。

テンションコードは一見難しそうに見えますが、ざっくりと覚え方、抑え方を説明します

度数について

テンション・ノートは基礎の4和音に9、11、13と、それらに♭や♯が付いたもの
ドレミファソラシドの1オクターブ上のドを8度とすると、つまり、9度とか11度とか13度はその上の音となる。

音の省略について

テンションを含んでコードをギターで押さえようとすると指が足りません。
そこで、テンションを入れる場合はコードの中のどれかを省略します。

  • ほとんどのまず優先して省略されるのは5度の音です。
  • 他の楽器がベースを弾いてくれるならルート音も省略します
  • 3度と7度はコードの性格を表す音なのでなるべく残します。

3度はそのコードが「明るい」のか「暗い」なのかを決める重要な音ですのでなるべく残すようにします。

7度はそのコードの「響き」を決める重要な役割をしています。
“7th”なのか”M7th”なのか”6th”なのかによってコードの性格が決まるので、なるべく残したいところです。

それでもコード・フォームによっては3度また7度はをカットしなければ
「テンション」の音に指が届かない場合もでてきますので、そういう時は響きを確認してどちらかを省略することもあります。

テンション押さえ方(覚え方)

ルートから見てどこに9.11,13がどこにあるのか地図を覚えます
⑥ルートの時

⑤ルートの時

b11は長3度と同じ、また#13は短7度と同じになるので、使用しません