最近、友人とハマっているギター曲は武満徹(たけみつ とおる)さん「どですかでん」です。

武満徹さんの音楽の特徴は、
彼は20世紀を代表する日本の作曲家であり、
西洋音楽と日本の伝統的な感性を独自に融合させたことで、
世界的にも高く評価されています。
武満徹さんが音楽を担当した映画『どですかでん』(1970年、監督:黒澤明)は、
山本周五郎の小説『季節のない街』を原作とし、
貧しくも精一杯生きる人々の生活を明るいタッチで描かれました。
タイトルの「どですかでん」は、主人公の少年が空想の中で運転する電車の擬音です。
貧民街に生きる人々の懸命さ・内面の哀しみを
どこかなつかしい心温まる詩的なメロディーで奏でながらも
主人公の少年・ろくちゃんが「電車ごっこ」をするシーンを思わせる
子どもらしい無垢なユニークな部分も音楽にとりいれています
ギターではギター二重奏の楽譜が出版されています
そういえば
「不良少年(A Boy Named Hiroshi)」と
「ヒロシマという名の少年(A Boy Named Hiroshima)」もギター二重奏で弾いたことがありましたが
どれも「少年」「記憶」をテーマにしていることに
今頃、気がつきました。
どの曲も口ずさみやすい美しいメロディーで、非常に詩的・哲学的な作品であり
聴く人の内面に深く語りかけるような音楽です。