ハーモニクスは ギターにとってとても大事な演方の1つです。
ハーモニクスについて 何回かに分けて少しずつ話をしていきたいと思います。
ハーモニクスには自然ハーモニクスと人工ハーモニクスがあります。
最初に練習するのが自然ハーモニクスですが
これは12フレット、7フレット、5フレットなどに軽く左指の腹を当て、右手で弾弦後、直ちにその左手を弦から離す奏法です。
今回は、この自然ハーモニクスについて、初心者向けの話をさせていただきます。
- 弾き方とコツ(練習方法)
この左手を離すタイミングでハーモニクス音の良し悪しが決まります。
離すタイミングが遅いと、こもったような音になり、音に伸びがありません。
離すタイミングが早すぎるとハーモニクスの音になりません。
初心者の場合は、左手の指を前もって目的のフレットの弦の上にセットしておき、
右手で弦を弾いた後、ゆっくり 左手を離すようにして練習をするといいと思います。
コツは前もって左手の指で軽く弦を触れておく、です。
そして、離すタイミングをつかんでください。
- 右手について
右手で触れている弦の場所と左手で弾く場所の距離が離れているほど明確な音が出せます。
なので、右手の位置は、サウンドホールより駒に近い方が明確なハーモニクス音を出すことができます。
よりはっきりとしたハーモニックスの音を出したい場合は、なるだけアポヤンドをしてください。
- 左手について
左手の弦の触れ方は、なるべくピンポイントで触ることが大事で、
指の腹全体を使わないで、少し指を傾けて、触れる面積ができるだけ小さくなるようにしましょう。
- 左手の位置(フレット)について
自然ハーモニクスでは主に使うフレットは、12フレット、7フレット、5フレットです。
(曲によっては4フレット、9フレットなど、それ以外の場所も出てきますが、それについてはまた後日お話しいたします。)
左手で触れる場所は、原則、金属のフレットの真上になります。
真上からずれてしまうと、ハーモニクスの音が出ません。または、こもったような音になってしまいます。
コツは、弦に触れる部分を少なく!です。
ハーモニクスの楽譜での表記の方法についてですが、いくつかあります。
それについては次回のブログでお話をしたいと思います。